プリプリ冒険譚

漫画・食べ物レビューや体験談・考えたことをプリプリと連ねていきます。

【お旅行】そして輝く…

どうも、尻澤です。

 

突然ですが、尻澤はその昔韓国語を少しだけ勉強したことがあるほどには、韓国の文化や食べ物に興味があります。

TWICEの人気絶頂期にファンになって、KPOPオタクをやっていた時期がありました。

 

そんなわけで韓国にはずっと行ってみたいという気持ちがあり、ついに先日その夢がかなってソウルに行けたので、今回はそのレポートをしたいと思います。

 

ちなみに今回の旅のコンセプトは、初めて行くということで「ソウルのコテコテのド定番のド真ん中を行く」です。

もうそんなの見飽きたよ、っていうところばっかり出てくると思いますが、初めて行って興奮してるんです。ちょっとくらい付き合ってください。

 

 

てなわけで、レッツラゴ~。

 

初日はついたのが夕方くらいだったので、おやつと夜ご飯食べるだけという感じに。

 

まずは広蔵市場という市場に近いホテルをとれたので、広蔵市場に行きました。

軽食の店から食事のできる屋台、乾物屋さんやお土産屋さん、雑貨店まで多種多様のお店が、アーケードのある通りに所狭しと並んでいます。

特に食べ物を売っているお店はどれも魅力的だったがために、めちゃくちゃキョロキョロしちゃいました。キョロキョロと首を回しすぎて程よい柔軟体操になり、肩こりが少し楽になったほどです。

 

そこで最初に食べたのがこちら!

なんか偉そう

クァベギというやつです。最近日本でもよく見かける、韓国のツイストドーナツです。

写真がなくて申し訳ないのですが、目の前でおじさんがひたすら生地をこねこねしているのを見ながら列に並ぶのがまたいい。

シナモン味のスタンダードな奴を食べましたが、表面がサクッとして、中はモチフワ。出来立てならではのおいしさでいきなり韓国に胃袋をつかまれてしまいました。

 

 

そのあとは広蔵市場でキンパやらホットクやら(どっちも超うまい)何やらを食べつつ、夜ご飯に向かいます。

そしてこの夜ご飯が、自分のこの旅行最大の目的………

ジャン!!! (ケジャンだけに笑笑笑)

そう!!!!カンジャンケジャン!!!!!

見てくださいこの魅惑のボディを…

僕はきまぐれクックさんというYouTubeチャンネルでカンジャンケジャンが紹介されているのを見てからというもの、これが食べたくて食べたくて仕方ありませんでした。夜な夜な自分の手をチョキにしてしゃぶっていたほどです。

 

ケジャンの身は甘みがあって、タレに浸かったことでねっとりとした食感になっており、そこに濃厚なたまごやミソが絡まって本当に最高の味でした。

セットでついてくる韓国のりでご飯とケジャンを包んで食べたら、もうそこはエデン。

禁断の果実とはこの”韓国のり包みケジャンめし”のことだったのかもしれません。

 

ついでみたいな感じで一尾ついてきた、カンジャンセウ(カンジャンケジャンの海老ver.)も最高でした。身はケジャンよりも甘みが強く、ミソがまた違った味わいでこれまたタレの味に合う。

海鮮が好きで、濃厚な味も好みだという人には強くお勧めしたいです。

 

 

 

 

そんなわけでおなかもいっぱいになり、大満足してホテルにかえr………

 

……………

 

ホテルと近いし…ちょっとまた広蔵市場によってみるか……

 

ん…まだやってる店も多いんだな…

 

さっき来たときは…屋台とか…行けなかったな……

 

…………

…………………………

あったか~い

食べちゃいました泣泣泣涙涙涙

 

屋台からあまりにもおいしそうなオーラを感じたものですから、あろうことか夕食(2回目)を食べてしまいました。

写真左がトックク(お餅の入ったスープ)、右がマンドゥグク(餃子のスープ)です。

 

どちらもベースのスープは似ているものなのですが、トッククの方はコショウがきいていてシンプルで超うまい。スープの出汁の旨味を、独特の食感の餅と一緒にダイレクトに感じられます。

一方でマンドゥグクは餃子のタネが3種類ほどあり、とても満足感がありました。スープの中で餃子を割ると全体にその味が広がって、トッククとは違った奥深い味わいになってこちらも超うまい。

 

今回ソウルに行って一つ大きな気づきだったのが、「韓国のスープ、クソうまい」です。

この後もスープが出てきますが、行った時期が寒かったのも相まって、ほんとに全部が超うまく、体にしみわたってありがてぇ気持ちになりました。

あの白濁したスープが恋しくて、最近はお風呂に白濁するタイプの入浴剤を入れてその欲を満たしているので、心なしか肌がトゥルトゥルになりました。

 

 

 

というわけでやっと本当に満足したのでホテルに帰り、2日目に備えます。

 

そして迎えた2日目は、まず景福宮に行きました。

キョンボックンと読みます

チマチョゴリもレンタルし、気分は花郎。見たことないけど。

 

中は本当に広く、民俗学博物館などの施設もあるのですが、時間の都合上すべて回り切ることができませんでした。

今度行ったときは民族学博物館も行ってみたい。

 

中は迷路のようになっていて、王宮ってこんな感じだったんだな…というのが肌で感じられたのでおススメです。

庭みたいなところの景色もすごくきれいだったし、建物は緑が多く使われている独特な彩色で、とても魅力的でした。

謎の生物

ちなみにチマチョゴリはどれもきれいで素敵だったのですが、冬にこれだけで外に出ると寒すぎてサムスン電子なので(おもしろい韓国ジョーク)、上着を持っていくことをお勧めします。

 

 

 

広大な景福宮を散歩して、程よくおなかが減ったところで2日目のお昼ご飯がこちら!

最&高

ポッサム!!

こちらはウォナルモニポッサムというチェーンのお店です。

ポッサムとは、茹でた豚肉を味噌やニンニク、唐辛子などと一緒に白菜の漬物などに包んで食べるという料理なのですが………

 

_人人人人人人_
> うますぎ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄

 

うますぎ。

めちゃくちゃシンプルな料理なのですが、味付けがほとんどされていないやわらかい豚肉の旨味を、味噌やニンニク、キムチなどのサポートキャラたちが後押ししています。

サポキャラ達のメンツをその都度変えれば、毎回違った味わいを楽しめる自由さも楽しい。

さながら僕は肉という白いキャンバスを他の食材で鮮やかに彩るポッサムアーティスト。

一口ほおばった瞬間にはもう、次の一口のスタメンを決める監督の顔をしていたと思います。

 

特に僕はサムジャンと呼ばれる味噌の味にドはまりしてしまいました。

写真で言うとお盆の右上のお皿がオキアミの塩辛で、その左隣のもったりした見た目の赤いかわいいヤツがサムジャンです。

日本の味噌やもろみに近いような風味と塩分でありながら、独特の旨味も感じられて、ノーマルな味の豚肉との相性は信じられないくらい抜群でした。

このサムジャンは日本でも結構手軽に手に入るみたいなので、是非おうちで豚を茹でてこれを付けてみてください。

 

 

腹ごしらえも済んだところで、向かったのは明洞。ソウルの観光地と言えばここですよね。

さすがに都会らしくビルや商業施設が並んでいるのですが、メイン通りには屋台がずらーっと並んでいるのも特徴的。

屋台ということで、こんなものを食べました。

屋台飯

左はケランパンと呼ばれるおやつ。パンケーキみたいなフカめの生地の上に卵が乗っていて、ちょっと甘い生地と卵が相性ばっちりでした。

これ僕めっちゃ好き。おやつに最適。

 

 

そして右はフルーツ飴です。

そしてその横に見えるのが、海老飴です。

海老を、飴にくぐらせたというものです。

 

何を言ってるかわからねえと思いますが、僕も何をされたかわかりませんでした。

これは何なのか説明をすると、自分がフルーツ飴を購入したお店は隣にポップコーンシュリンプみたいな海老を揚げたやつを打っているお店がありました。

そこと手を組んで、ふざけたフルーツ飴屋の店主がその海老を自分の店の飴にくぐらせて、この海老飴を作りやがったのです。

そんなところに自分がフルーツ飴を購入しにいったら、「タダであげるよ」的なことを言われたのでもらってみた、というのがこの写真です。

 

そしたらこの海老飴!

意外や意外、外のカリッとした飴の食感と、プリッとした中の海老の食感がマッチして、飴の甘さもちょうどよく海老の味を引き立んなわけねえだろうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

めちゃくちゃまずかったです。

店主の前で一口かじってみたら、「こいつほんとに食べやがった(笑)」みたいな顔をしてきてムカつきましたが、その無邪気ないたずら心、嫌いにはなれませんでした。

 

(一応全部食べました、捨ててません)

 

 

 

そして次に向かったのが北村韓屋村。

韓国の伝統的な家屋が並んだ住宅街です。

とってもきれい

時間帯もよく、夕焼けと一緒にきれいな景色を見ることができました。

街が全体的に坂になっているのですが、坂の下の方には雑貨屋さんやカフェなどもあり、おしゃれな街という印象。

疾走

ネコチャンもいました。

 

 

 

そしてきれいな景色を楽しんだ後は、メシです。

おなかもすいたので、鼻を膨らませながら、韓国留学中のO田という友達に聞いたおすすめのお店に行こうとしたのですが、どこも定休日!!!!

そんな奇跡ある?ってくらい定休が重なり、寒いソウルの夜の中、腹が減って死にそうになりながらたどり着いた2日目の夜ご飯がこちら。

限界の中たどり着いたオアシス

鍾路ソルロンタン」というお店です。

結果から言うと、超大正解。

O田のお店もおいしかったろうと思いますが、ここに巡り合えたのは超ラッキーでした。

 

食べたのは、写真手前がソルロンタン(牛骨など煮込んだ乳白色のスープ)、奥がカルビタン(牛カルビを煮込んだスープ)になります。

先ほども言いましたが、韓国はスープが本当においしくて、この二つも涙が出るほどおいしかったです。

 

ソルロンタンは優しい味ながらも濃厚で強い旨味で、その味を吸った麺も最高でした。ほんとに優しくてうまいからどんどん飲めちゃう。

優しそうなのに面白い、芸人で言うとバナナマンみたいなスープですね。

 

一方でカルビタンは澄んだスープであっさりしていながらも、カルビの旨味が詰まっています。しかも骨付きのカルビがゴロゴロ入っていて、超贅沢。

かぶりついた瞬間に骨からホロホロと離れていく肉は、スープの味を吸ってめちゃくちゃうまいです。

写真中央付近に見える、茶色いたれが入った小皿があると思うのですが、これに骨付き肉をつけて食べるという食べ方もあります。

少しすっぱめのタレと肉の相性はよく、さっぱり食べられるのでこれはこれで美味しかったです。大満足。

 

さらにどちらもネギ入れ放題で、ソルロンタンもカルビタンもネギが抜群に合うのでたんまり入れてさらにおいしくしちゃいました。

 

 

美味しいスープで体も温まり、夕食難民から最高の夜になりました。

 

 

ということで2日目も終わり、最終日です。

と言っても、飛行機の時間がはやくあまり時間もなかったので、少し散歩してまた広蔵市場に寄ってお土産を見るくらいしかできませんでした。

 

市場によるのも最後ってことで、何か今まで食べてないものを食べたいなと思って買ったのがこちら。

ミスりました

タッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッップタプのぜんざい。

 

 

韓国最後の食事をタッッッッッッッッッッッッッッップタプのぜんざいにしてしまいました涙

 

正式名称はパッチュクという小豆粥です。ただの小豆のおかゆなので味付けはほぼなく、付属の砂糖(足りない)をかけて食べます。

S・M・Lサイズで販売していたので、「最後だしちょっとでいいや」と思ってSサイズを頼んだらこれが来てしまいました。

本当は紙コップサイズのものもちゃんと売ってたのですが、それに気づかなかったんです。

どおりで店のおばちゃんが「正気かコイツ」っていう顔をしていたわけだ。

言ってくれよ。

 

 

 

 

というわけで、なんともショボイ終わり方ですが楽しいソウル旅行でした。

本当に何を食べてもおいしくて、人々も声がやたらでかいけどいい人が多かったから、また行きたいです。